北海道鉄道技術館は、北海道鉄道技術の歴史や文化を伝えるために建てられた鉄道博物館です。実際使用していた鉄道車両や部品などの貴重な鉄道遺産を見学することができ、また、運転席で操縦したり、模型ゲージで動くのを見たりなど体験型コンテンツも楽しむことができます。開館日は月2回しかありませんが、幾多の貴重かつ豊富な鉄道遺産を見学できるにも関わらず入館料は無料です。
北海道鉄道技術館の基本情報
JR北海道苗穂工場内にある都合から、北海道鉄道技術館の開館日は第2・第4土曜日の月2回だけとなっています。臨時休館日もありますので、事前に開館日を確認して訪れてください。
住所・ アクセス | 北海道札幌市東区北5条東13丁目(JR北海道苗穂工場内) JR苗穂駅(北口)から徒歩15分 |
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TEL | 011-721-6624 |
開館日時 | 毎月第2・第4土曜日、13:00~16:00 ※臨時休館する場合あり |
入館料 | 無料 |
駐車場 | あり |
受付方法

苗穂工場正門を入るとすぐ左手に警備室があります。そこで見学に来たことを伝え、受付票に代表者名・人数・電話番号を記載し、警備室の人に渡して受付は終わりです。
警備室の人からは立入禁止の区域などについての案内とお願いがあり、簡単な案内図をもらえるのでそれに従って進みます。
駐車場
駐車場は正門から入り、係員の指示に従って駐車します。

駐車場は30~40台くらいは停められそうな広さでした。駐車料金は無料です。
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北海道鉄道技術館の様子
鉄道技術館は苗穂工場の奥の方にあります。
外観


レンガ造りの建築物で、苗穂工場最古のものです。
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北海道鉄道技術館内の見学
最初にお伝えしますが、技術館には様々な展示物があり、夢中で見学していたらあっという間に1時間経っていました。鉄道好きの人はもっと所要時間をみていた方がいいですね。盛りだくさんの展示物があるので、時間に余裕を持っていくことをおススメします。
展示案内

入口を入るとすぐに展示案内があります。それぞれのコーナーが細かく区画分けされていて、思ったよりたくさんの展示物があり、見ごたえがありそうです。
1F
1Fには、苗穂工場で開発、製造また関連の鉄道車両などの技術資料や機器等が展示されています。また、鉄道ジオラマや体験型の機器もあります。
中央部分では、アルファコンチネンタルエクスプレスとキハ82が断トツの存在感を放っています。
アルファコンチネンタルエクスプレス 運転台

ゴールドの車体のアルファコンチネンタルエクスプレス、略してアルコン。苗穂工場製リゾート列車の第一弾で、団体レジャー・観光用列車であるジョイフルトレインの先駆けです。
ドアから乗車して車掌になった気分で、運転台に座ることができます。子どもさんたちに大人気で、写真撮影している人がたくさんいました。
キハ82 運転台

キハ82は特急形気動車です。函館~旭川間に「おおぞら」としてデビューし、道内初の特急形気動車となりました。
こちらも運転席に座ることが可能です。子どもも大人も入れ替わり立ち替わり運転席に座り、大人気の撮影スポットとなっていました。
ミニSL

こちらは蒸気機関車前頭部の部品です。見た目が可愛らしく、皆さん、パシャパシャと撮影していました。
HOゲージジオラマ模型
1階左手にはジオラマ模型が展示されています。
動くジオラマ模型。ずっと眺めていられますね。

様々な鉄道模型も飾られています。
ミニDL機関車

苗穂工場で新製したD51 237号を5分の1に縮小したものです。実際の蒸気機関車と同様、石炭を焚き蒸気を発生させ走行できます。
ミニロータリー車

アメリカの回転式雪かき車(ロータリー車)を参考に製作されたロータリー車を5分の1に縮小。
気動車運転コーナー・エンジンカットモデル・座席


実際にハンドルを回して、運転の体験ができたり、エンジンのピストンや弁の動きを学習できる展示物もあります。

実際に使われていた座席にも座ることができます。座席の生地や肘当てなどに歴史を感じ、感動を覚えました。
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2F
2Fでは、苗穂工場や蒸気機関車等の歴史的資料や機器、写真パネルなどが展示されています。
工場の歴史コーナー

発足時からの写真などが飾られています。ずらりと並べられた写真は圧巻です。


古い事務機器なども展示されていて、レトロ感漂ってますね。
青函・運転所コーナー


年季の感じられる旧型連絡船の操縦輪や写真パネルなど。
SL製造・復元コーナー


C62 最後の驀進のビデオを座って見ることができます。銘板もいくつか飾られていてかっこいいです!
SLコーナー


SL模型やSLで使われていた部品などが展示されています。こんな、だるまストーブが使われていたんですね~。
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おわりに
「北海道鉄道技術館」へ「行って・見て・体験して」その魅力に迫ってきました。
- 鉄道車両や部品など実際使用していた貴重な鉄道遺産を見学できること
- 運転席で操縦したり、模型ゲージで動くのをみたり体験型のコンテンツを楽しめること
- これらを全て無料で楽しめること
それほど鉄道に関心がなかった私ですが、行ってみたら鉄道のとりこになりました。鉄道好きのあなたも、そうでないあなたも是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。